左手でビールジョッキも持つことができない頸椎症性頸髄症
こんにちは、鍼灸かんなり治療院の神成です。
当院で鍼治療を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は頸椎症性頸髄症です。
■来院された方:福岡市在住・50代・男性
■主な症状:右上腕〜前腕にかけて強い痺れと痛み。
前腕回内回外中間位で肘を曲げられない。(ビールジョッキを片手で持てない)
来院までの経緯
もともと首コリがあったが、いつの頃からか肩から右腕にかけてコリと重だるさが出始める。
少しずつ悪くなってきて、腕の痺れと痛みが強くなってきている。
最近では右腕に力が入らなくなってきて、ビールジョッキを持ち上げることもできない。
病院では頸椎症からくる頸髄症と言われた。
(頸髄症は脊髄を圧迫している状態)
病院で医師に手術するしか方法ないよ、と言われている。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩み
- 常にある右肩から腕にかけての、うずくような重い痛み
- 常にある上腕〜前腕から指先にかけての強い痺れ
- 腕を同じ姿勢にしておけない
- 夜に痛みと痺れで起きるので睡眠不足
- 力が入らなくて腕を上に上がられない、少しでも重量あるものは持てない。
初回来院時の体の状態
- 右上腕〜前腕にかけて強い痺れと痛み。
- 前腕回内回外中間位で肘を曲げられない。
- 握力低下
- 右上肢の腱反射(上腕三頭筋・腕橈骨筋)低下
- 膝蓋腱反射亢進
施術経過
■1回目〜3回
【施術】
高麗手指鍼と整体による施術
●整体
一発調整・オウダ サンシハン リモコン
●高麗手指鍼
頚椎相点C5、6、7
膀胱勝方 小腸勝方 大腸勝方上部胸椎横の反応点
●身体の鍼
肩井 膏肓 など
●週2回のペースで来てもらう
初回から3回目まで上記の治療。
直後は筋力が回復する・腱反射が戻るなどの反応が出るが、
次回来院の時にはまた同じ状態に。
4回目から上記の治療に、
神経を通す手技を加える。
■4回目 7日後
神経を通す手技【無痛神経整体】を加えると、
直後の回復具合には変化はないが、次回来院時の症状の戻りがなくなった。
■5・6回目 だいたい週1回ペース
同様施術。
うずくような痛みはなくなる。
痺れもかなり軽減。
筋力がまだまだ。
■7〜14回目 だいたい週1回ペース
基本的に同様施術。
順調に回復していき痺れは指先にほんのちょっとあるくらい。
筋力は14回目にはビールジョッキを普通に持てるようになる。
次回を最後として2週間後に来院してもらう。
この方にいただいた感想
頚椎の脊柱管狭窄症で右腕麻痺。
1年間悩まされ、整形外科、整骨院と数多く受診しましたが、改善しませんでした。
ネットでたまたま見つけ受診。
半信半疑で針治療を初めましたが、目に見えて改善されていき、10回程受診させて頂きました。次回が最後の治療と思いますが、本当に感謝してます。保険がきく安い整骨院もありますが、自由診療で効果的に早く治療する方が結果的に安くなりなすよ…
私の場合は、右腕の麻痺でしたが、内蔵疾患、精神的な病体の不調など、先生と相談しながら治療をされる事をおすすめします。
絶対にいいですよ。
※Googleマイビジネスにいただいた喜びの声です。
院長から
手術必須と言われた頚椎症性頚髄症が順調に回復した症例。
全ての頚椎症性頚髄症がこのような経過を辿ることはないが、鍼と整体特に高麗手指鍼と神経整体を組み合わせた施術に可能性を感じられた。
単独でも改善して行けたと思うが、鍼と整体を組み合わせることによりより早くより深い治療ができた。
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◆秋から続く朝のダルさと頭痛と発熱のある起立性調節障害の女子中学生