福岡市の自律神経から来る慢性の不調に強い鍼灸・整体「かんなり治療院」

092-791-8149

定休:日曜日・祝月曜日

人体ゴミ箱理論

人体ゴミ箱理論とは

臭いものには蓋をするのイメージ画像です

名前だけ聞いても全く見当もつかないですよね。
むしろ微妙なネーミングです。

これは私、神成が25年間(2022年現在)臨床で患者さんを診させていただいて、
気付いてきたことです。

東洋医学を行っている他の先生方は、
これからお話しすることの同じ様なことを言っている方も多いです。

それではゴミ箱理論とは。

今あるツライ症状はゴミ箱から臭う悪臭

ゴミがたくさん入っているゴミ箱のイメージ

人をゴミ箱に見立てます。
人が生きている間はゴミ(生ゴミ)は溜まり続けます。

ゴミが溜まると臭くなります。
この臭い匂いが、今お悩みのツライ症状です。

首の痛みであったり、めまいであったり、頭痛であったり、内臓の不調であったり。

ゴミ箱から出る臭い匂いどうしたらなくなりますか?

ゴミ箱から出る臭い匂い(ツライ症状)を無くすには、
大雑把に2つ方法があります。

ご自身の家の生ゴミが入っているゴミ箱をイメージしてくださいね。

くさい生ゴミ箱と蓋

1つは、
ゴミ箱の蓋を閉める
です。

生ゴミを入れるゴミ箱、蓋がありますよね。
蓋をキチッと閉めれば臭いません。

もう一つは当たり前のことですが、
ゴミ箱内のゴミを捨てれば臭くなくなります

つまり、今の【ツライ症状=ゴミの臭い】をなくすためには、
●ゴミ箱の蓋を閉めるという方法
●ゴミ箱内のゴミを捨てるという方法
の2つがあります。

人というゴミ箱の蓋の閉めるとき

人のゴミ箱に蓋を閉めるということは、
普通のゴミ箱の蓋を閉めるということと少し違ってきます。
ゴミ箱理論の図
イラストを見ていただくとわかる様に、
人というゴミ箱に蓋を閉めるとこの様になっていきます。

1. ゴミが溜まる
2. そこに蓋を閉める
3. その上にゴミが溜まる
4. またそのゴミの上に蓋を閉める

ということを繰り返していきます。

ゴミの上に蓋を閉め、その上にゴミが溜まり・・・
ということを多くの方々は繰り返しています。

その結果、ミルフィーユのようにゴミと蓋の層が何層にもなっていきます。

そして、一番上にあるゴミの臭い匂いが症状として、
「今」現れます。

上記しましたように「今」現れている症状=臭い匂いをなくすためには、
●再び蓋を閉める
●ゴミを捨てる

の二つの方法があります。

【蓋を閉める】という方法は

●症状を抑える
●症状を無視して、体と向き合わなかった結果感じなくなる(喉元過ぎればなんとやら的な)

があります。

症状を抑えるという方法の多くは、
薬で症状を抑えること
です。

消炎鎮痛剤・解熱剤・頭痛薬・ステロイド・降圧剤などなど。

症状を無視して体と向き合わないということは、
何かしら症状が出てきた時に、その症状=身体からのサインを見て見ないふりをして、ほとぼりが覚めるのを待つ
的な感じです。

ちなみに、薬などで症状を抑えるのが【悪】というわけではありません。

状況によっては症状を抑えなければいけない時もたくさんありますし、薬を服用し続けなければ命に関わる場合もあることも確かです。

ただこれを長期的に行うと心身にしんどいことが起こりやすいです。
現代の慢性疾患のほとんどはこのパターンにはまっています。

ゴミを捨てるという方法は

東洋医学、特に鍼灸で行う手法の多くはこちらになります。

当院で行う鍼灸術、手の鍼【高麗手指鍼】と体の鍼【ルート治療】は、
人というゴミ箱に溜まりに溜まってガチガチに固まっているゴミをほぐして、
捨てやすい状態に持っていきます。

ゴミが捨てやすい状態になったらゴミを捨てる。
そのゴミを捨てるのは患者さん自身です。

鍼灸治療はあくまで身体が改善しやすい状態を作るお手伝いです。
ゴミを捨てて、体を改善していくのはご自身の身体なんです。

ゴミが減ってくると臭い匂いも発生しなくなってくるので、
当然症状がなくなってきます。

しかし、上の図にあるように多くの人(特に症状を抑えることを長期間おこなってきた人)は、次の蓋が現れます

治療を続けてそのゴミ箱の蓋が開くと、
昔、抑え込んで無視していたゴミが現れて臭い匂い=症状を出してきます。

一旦体が悪くなってしまったかと思ってしまいますが、これは体がより良い状態にいっている証でもあります。
(蓋が開いても必ず強い症状が出るわけではありませんが、長期間薬を服用していた方は起こりやすいです。)

これを繰り返していくことで、身体は本当の改善をしていきます。

最後に

症状を抑える・身体からのサインを無視してしまう。
私自身も昔は偏頭痛持ちだったので、薬で頭痛を抑えるということも多々ありました。

勘違いしないで欲しいのは、症状を抑えるが絶対にダメという事ではありません。
状況によって必要な処置です。

これからは身体としっかり向き合って生きていきたい。

という方は、当院の東洋医学、鍼灸と整体で真の体の改善を目指して一緒に歩んでいきましょう。

お知らせ