2017年9月から朝起きれなくった中学生の起立性調節障害
こんにちは、鍼灸かんなり治療院の神成です。
当院で鍼治療を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は起立性調節障害です。
■来院された方:福岡市在住・13歳・男性
■主な症状:朝起きれず学校に登校できない
来院までの経緯
朝起きようと思っても起きれない。
母親が起こしに来ても全く起きない。
午前中はだるさが強く、学校に行けないのはもちろんの事ほかの活動もできない。
就寝は深夜の2時・3時。
スマホを家で常に見ている感じ。
小児科で起立性調節障害の診断を受け、血圧を上げる薬や漢方薬をもらったが改善せず。
鍼や整体で何とかなるのではと思い母親が連れて来院。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩み
- 学校には行きたいけどいけない
- 朝はとにかく怠くて起きられない
- 天気が悪いとより症状が強い
初回来院時の体の状態
- 頭蓋骨の歪み++ 斜頭、矢状縫合に凹みが強い
- 肋骨の歪み++ 左右差が強い
- 筋肉の発達が少なめ
- 内臓の疲労 肝臓+ 副腎+ 小腸+
- 胃の氣〜少ない(消化力が少ない)
施術経過
■1回目~4回目
【施術】
●整体
オウダ・サンシハン・骨盤捻転にて体のねじれを調整
頚椎・頭蓋骨の調整
●鍼
肝臓・小腸・副腎〜経絡を使った調整
●ゆびゆら整体
●週2回のペースで来てもらう
5回目
朝起きることができる日が出てくる。まだ学校へは行けていない。
今まで好きなカレー屋のランチタイムには起きて行くことができなかったが、
数日前に行くことができた。
7〜9回目
施術は同様。学校に行ける日が出てくる。
10〜12回目
2週間に1回の来院。
春休み前の学校は休めずに行けた。
その後1ヶ月後に来院。休まず学校に行けているので終了とする。
この方にいただいた感想
朝起きれなくて学校に行けなかったが、いまでは自分が驚くほど体が楽になりました。
お母さん〜投薬に頼ることなく体を整えながら良い状態にしていけたのが良かったです。
院長から
当院ではこの方のように、起立性調節障害と病院で告げられ、最後に鍼や整体などの東洋医学に頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】ゴールを明確化する【2】体の歪み・頭蓋骨の歪みを整える【3】内臓の疲労を取るという方針で施術をすすめていきました。
起立性調節障害はすぐに改善する症状ではないので、ご本人もご家族も大変な事もあったと思いますが、私を信頼していただき最後まで諦めずに一緒に頑張ってくれて、とても嬉しく思っています。
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◆秋から続く朝のダルさと頭痛と発熱のある起立性調節障害の女子中学生