逆流性食道炎で固形物が取れないクライアント
こんにちは、鍼灸かんなり治療院の神成です。
当院で鍼治療を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は逆流性食道炎です。
■来院された方:福岡市在住・50歳・女性
■主な症状:固形物を食べると喉から鳩尾にツッカエル感じがして胃酸が逆流する感じがある。
加えて、スーパー便秘症。
来院までの経緯
上記症状がもともとあったが、ここ1週間で悪化。
固形物を食べれないので食事はお粥のみ。2週間後にイタリアに海外旅行行くので、それまでに体調を戻したいということで来院。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩み
- 固形物が食べられない
- 鳩尾の常にある違和感
- 食後の胃酸の逆流
初回来院時の体の状態
- 頭蓋骨の歪み++ 斜頭、矢状縫合に凹みが強い
- 肋骨の歪み++ 左右差が強い
- 首肩から背部にかけてのコリが強く側弯気味 L>R
- 内臓の反応 肝臓+ 胃+ 小腸+
- 胃の氣〜少ない(消化力が少ない)
施術経過
■1回目
【施術】
●整体
オウダ・サンシハン・骨盤捻転にて体のねじれを調整
最初、骨盤捻転での調整をしている最中に胃腸がグルグル鳴って動き出す。
これは結構起こる反応で、
骨盤捻転の調整が、単に骨盤だけでなく全体の調整になっているためである。
●鍼
脾・胃・大腸〜手指鍼と体鍼(身体の鍼)による
施術際中に鳩尾のつかえが取れてきているとのこと。
「久しぶりに胃がすっとした感じで嬉しい。」
という声をいただきました。
施術後は胃が軽くなったとのこと。
旅行までにあと3回くらい来てくださいと伝える。
2回目(5日後)
前回と同様処置
手指鍼の本数を前回よりも増やしていく。
手指鍼・体鍼・整体にて
3回目(4日後)
症状は8割ほど改善。
前回と同様処置。
イタリア旅行間近なので終了とする。
旅行中たくさんイタリア料理を食べて調子悪くなったらまたくるように伝える。
この方にいただいた感想
施術中にも鳩尾のつっかえが取れてきてとても驚いた。
院長から
イタリア旅行目前と控えているのに、逆流性食道炎が悪化してしまいとても不安だったと思われます。
今回のケースは、やや側弯気味と身体の歪みが特に気になったので、初回・2回目は整体による骨盤から背骨の調整に重きを置きました。
それが功を奏して初回から、クライアントに「旅行までに改善できそう」と実感していただけたのだと思います。
本来、逆流性食道炎はすぐに改善する症状ではないので、今回のように症状がかなり減弱してもまだ根本の改善はされていません。
ご本人にもそのことはお伝えしていますが、症状がない≠良くなったではないということを当院では口を酸っぱくしてお伝えしています。