福岡市の自律神経から来る慢性の不調に強い鍼灸・整体「かんなり治療院」

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うつ病と診断されている患者様の頚椎ヘルニア

うつ病と診断されている患者様の頚椎ヘルニア

こんにちは、鍼灸かんなり治療院の神成です。
当院で鍼治療を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は頚椎ヘルニアです。

■来院された方:福岡市在住・50代・男性・求職中
■主な症状:頚椎ヘルニアによる左の首〜肩〜腕にかけての激痛

来院までの経緯

6月20日の早朝から左首から腕までの激痛の症状が出始める。
病院でMRIを撮り頚椎ヘルニアと診断。

現在まで、ペインクリニックでの週1回のブロック注射。
リリカ(強い鎮痛剤)を1日に75ミリを 朝2回 昼1回 夕1回 寝る前2回
飲むんでいる。

それでも、寝てる間痛くてあまり眠ることができないとのこと。

初回来院時の主な悩み

初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩み

  • 常にある左首〜肩〜腕にかけての激痛
  • 激痛により睡眠がとれない
  • 横になると痛みが強いので、座ってしか眠れない
  • 薬の影響で頭がぼーっとするので早く薬やめたい
  • 頚椎ヘルニアの激痛で求職活動ができない
  • 顔を左に向く・傾けるで症状悪化

初回来院時の体の状態

  • 脊柱・骨盤・頚椎の歪み+
  • 首の動き制限 左回旋++ 左側屈++
  • ストレートネック
  • 首のこり+++
  • 斜角筋のコリ+++

施術経過

■1回目 はり整体50コース(鍼なし)

鍼は怖くて無理とのことなので鍼はせず
【施術】
◆整体
オウダサンシハンリモコン(一発調整)
骨盤捻転 頸椎捻転〜背骨の歪みを整える
「リモコン操法」で頚椎の調整。
「頚椎捻転」で2ミリの調整。
「烏口突起」の調整をして終了。

◆鍼
なし

■2回目 1日後

昨日施術して、寝るまでは痛み減っていたが、
明け方から朝にかけての痛みは強い。

同様手技にプラスして
鬱を長く患っているとのことなので、波動療法で前頭葉・扁桃体・海馬に対するアプローチをしていく。
薬の毒を抜くために、肝臓・副腎に対する施術も行う。

■3回目 3日後

今朝まで調子良い感じだったとのこと。
同様施術

■4回目 3日後

全体的に痛む頻度が減っている。
同様施術

■5回目 5日後

今回の施術より鍼施術も加える。
初診時は鍼に抵抗があったが、症状が改善していることもあり、
より良くなるのであればやってみたいとのことで鍼を行う。
鍼は経験がないということなので、「ていしん」と当院では1番細い鍼でルート治療にて施術。

手技:「オウダ」「サンシハン」「骨盤捻転」「リモコン」「頚椎捻転」
鍼:完骨 合谷 太陽 首〜前頸部(斜角筋)〜肩甲骨にかけてのルート

■6回目 7日後

かなり良くなっている。
リリカ 朝1回 昼1回 寝る前2回に減った。
ブロック注射は効果がなかったので、当院行き始めてから行っていないようである。

■7回目 5日後

痛み・頻度ともにかなり減っている。

■8回目 7日後

痛みは無くなった。小指の先の痺れが残っている。
現在はリリカ飲んでいない。

本来はもう少しし治療して、痺れなで改善させたかったが、
患者本人の希望で治療を終了した。

この方にいただいた感想

頸椎ヘルニアによる激痛で眠ることもできない状態でした。
医師からのリリカやブロック注射は一時的な痛みの緩和に役立ちましたが、根本的な解決には至りませんでした。

最初は、鍼は怖くて受蹴られなかったので整体で対応してもらいました。
整体で体の歪みが整えられ、少しずつ痛みが和らいでいくのを感じました。
2回目以降も施術を受けるたびに、体が良くなって行くのを実感しました。
うつ病や薬の影響も考えて施術していただきました。

時間が経つにつれて痛みの頻度が減り、眠れる時間が増えていきました。初めは鍼に対する抵抗がありましたが、症状の改善を願い、施術を受けることにしました。その結果、痛みはなくなり、薬も必要なくなりました。痺れが残る部分もあるものの、それさえも以前の苦痛とは比べものになりません。

Googleマイビジネスにいただいた喜びの声です。

院長から

院長神成の写真
ブロック注射・リリカでも夜の激痛を鎮痛できないというパターンは結構ある。
そういう時こそ、鍼灸や整体の出番である。患者自身が訴える痛みはかなり強烈だということだが、
実際来院している時はリリカが効いているのか、あまり痛みを感じていないような様子である。途中から前頭葉・扁桃体・海馬の調整を加えたのは、
この辺の問題があると、痛みをより強く感じてしまう傾向があるからである。
うつ病の場合、この部位に問題があるので、今回の強い痛みに対して一役買っていると考え調整した。

5診目から鍼を加えたのも良かったようである。
患者自身もより改善した感じと喜んでくれた。

首の問題だけと捉えて治療していたら、
改善するスピードは遅くなっていたのではと考える。


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