お孫さんが生まれる前に治したい頚椎症の女性
こんにちは、鍼灸かんなり治療院の神成です。
当院で鍼治療を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は変形性頚椎症です。
■来院された方:福岡市在住・50代・女性・主婦
■主な症状:右側の首筋・肩の関節部分の痛みと、上腕外則〜母指にかけての痛みと痺れ
顔を上に向けたり、右を向こうとすると症状が強くなるので、首を動かせない。
来院までの経緯
以前にも頚椎症と診断されていたが、最近徐々に首〜肩にかけての強い痛みが出始める。
近所の整形外科に行くと「変形性頚椎症」と診断される、痛み止めと湿布を処方される。
整形外科で電気治療などをしたが改善見られず。
9月に孫が生まれるのでそれまでには治したいと来院。(6月)
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩み
- 常にある右首から肩関節周辺〜上腕〜母指にかけての痛みと痺れ
- 首を動かすと痛い(回旋・側屈・後屈)
- 首をずっと固定しているので、首のこりがとても強い
- 日常の生活が首を動かせない・腕が痺れる、痛いでとても億劫
初回来院時の体の状態
- 右首〜肩関節周辺〜上腕〜前腕にかけて強い痛み。
- 首の動き制限 右回旋++ 右側屈++ 後屈++
- 握力やや低下
- ストレートネック
- 脊柱の彎曲も見られる
- 首・肩・肩甲骨周辺は非常に凝り固まっている
施術経過
■1回目
【施術】
横になるのが少しキツそうであったが、
なんとか仰向けになり、体のねじれをとる操法。
頚椎に微妙な振動を加えながらの調整。
頭蓋骨の動きが悪いので、頭蓋骨の調整。
肩こりの調整。特に脇の反応をとる調整を重点的に。
術後首の可動域は改善するが、痺れなどはまだ変化なし。
●高麗手指鍼
頚椎相点C5、6、7
膀胱勝方 小腸勝方 大腸勝方上部胸椎横の反応点
■2回目 3日後
前回の術後すぐは痺れの改善はなかったが、
少し腕のしびれ・神経痛は良いようである。
首の可動域も少し改善している。
前回と同様施術。
■3回目 5日後
全体的に症状は改善してきている。
ただ、ご本人は治るのか?と不安げに聞いてくる。
前回同様施術。
■4回目 7日後
腕のしびれ、神経痛はだいぶなくなっているとのこと(最初の頃が10としたら3くらい)
今回から肝臓の調整を加える。
他は同様の調整。
■5回目 7日後
神経痛・シビレはなし。
肩・肩甲骨あたりがこるのみである。
同様施術(肝臓調整はなし)
■6回目 10日後
症状ほとんどなし。
次回からはメンテナンスで月に1回くらいの目安できてくださいと伝える。
院長から
手肝臓の調整を加えてから、改善のスピードが早まった。
首と内臓の関係は非常に深いが、今回の患者様も内臓からの反応も強かった。
お酒は飲まないとのことだったが、日々のプレッシャーや日々体に入ってくる重金属や食事から入る毒素などで、肝臓が疲弊していたようである。
頚椎症とはいえ、首だけの調整のみでは治りにくい患者様が増えている。
首だけでなく、筋骨格だけでなく、人体を包括的に診ていかなければお直しにくい時代に入っていると感じる。
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